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ごあいさつ

[ 2026 DISCLOSURE より ]

理事長 山本 良一

みなさまにおかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

平素より日新信用金庫に対し格別のご愛顧を賜り、心より厚く御礼申し上げます。

日本経済は、米国の関税引き上げに見舞われながらも、内需を中心とした緩やかな回復が続いています。賃金は緩やかながら安定的に上昇しているものの、物価上昇には追い付いておらず、消費の回復には力強さが欠けています。

物価動向については、サービス価格が徐々に上昇してきており、一部食料品価格の上昇が鈍化しているものの、中東情勢の影響による原油価格の変動や金融市場の不安定化など新たな局面への変化が見られます。

足元では高水準の企業収益や雇用・所得環境の改善などが経済を下支えしています。また、政府によるエネルギー負担緩和策などの各種政策の効果が見込まれることや、中東依存度の高い原材料の代替調達が進展していることなどから、経済が大きく下振れる可能性は低下していると考えられます。

一方、地域の担い手である中小企業に目を向けると、人口減少・少子高齢化などに伴う人手不足や物価上昇に伴う賃上げ対応、中東情勢をはじめとする冊界経済の先行き不確実性の高まりや円安・原油高などに起因する原材料価格の高騰及び価格転嫁の問題など、引き続き経営環境は厳しい状態です。

このような中、〈にっしん〉は、2025年度を中長期経営計画「新たなFace to Faceへの挑戦~デジタル社会における信用金庫の真価の発揮を目指して~」の2年目の年度とし、電子契約システムの導入などで事務の本部集中化を、アプリバンキングの導入などでお客さまの利便性向上を図りました。〈にっしん〉は、2026年3月末において、預貸金ともに過去最高の預金残高8,248偉円、貸出金残高4,080億円となり、おかげさまで当期純利益は865百万円を計上することができました。心より御礼申し上げます。

また、自己資本比率は11.55%と国内基準の4%を上回り、経営の健全性、安全性は十分に堅持しております。

金融環境が「金利のある世界」に移行し、事業者のビジネスモデルや消費者の価値観が大きく変貌を遂げています。このような環境の中、〈にっしん〉は、引き続き地域のお客さまとの対話を大切にし、課題解決や地域活性化に向けた取組みを積極的に推進するとともに、DX推進の取組みを軌道に乗せ、信用金庫としての真価が発揮できる新時代のFace to Faceを追求してまいります。

従来にも増してみなさまのご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

2026年7月